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(第四章 13話)

第四章 13話 第四章 13話

混乱の中、斎藤は本物の「仁者」… 最後の「義士」の壮絶なる姿を見る

混乱の中、斎藤は本物の「仁者」…
最後の「義士」の壮絶なる姿を見る

斎藤一が吉村貫一郎とまみえた最後の記憶、それは戊辰戦争で新選組が、薩長軍を待ち受けた淀千両松での戦いの場面だった。会津の小荷駄方から分けてもらった、と吉村が差し出した握り飯を斎藤は貪り食う。が、それは吉村も口にせぬ最後の一個だったと知った斎藤は激高する。彼はそこに、自らが最も嫌う、本物の「仁者」の姿を見てしまったのだ。そして次の瞬間、斎藤が思わず口走ったのは「吉村、逃げろ」の一言だった。

(第四章 12話)

第四章 12話 第四章 12話

不器用に生きる男・吉村貫一郎と 彼を生きさせたい男たちの哀しい葛藤

不器用に生きる男・吉村貫一郎と
彼を生きさせたい男たちの哀しい葛藤

斎藤の回想はとある夜の出来事へと移る。酒席の流れて島原から壬生の八木邸で永倉新八と呑み直す最中、珍しく泥酔した吉村貫一郎が訪ね、玄関口に座しおぼつかない口調で主の源之丞へ侘び口上を述べる。斎藤には、それが八木家の奉公人・娘みよとの縁談を断ることへの謝罪であることは判っていた。ところがそれを聞いていた永倉は、激高して吉村を問い詰め、さらに座敷へ引きずり込んで泣きながら殴打するのだ…。

(第四章 1話)

第四章  1話 第四章  1話

死を前に、吉村の追憶は 故郷・盛岡の日々へと続く

"死を前に、吉村の追憶は
故郷・盛岡の日々へと続く

南部藩大坂屋敷で、再び目覚めた吉村貫一郎。意識を失っていた彼に誰かが掛けてくれた布団の温もりに、彼がふと思い出したのは父を失った後、幼い貫一郎が布団の中で亡き母と交わした誓いだった。文武に精進し、決して自らの子にひもじい思いはさせぬ、子を残して死ぬような無体はせぬ、と。
だが今、彼はその誓いを二つとも破ろうとしているのだ。吉村の追憶は、南部で彼を待つ妻・しずと、息子・嘉一郎の辛い思い出へと変わっていくのだった…。

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