第五章

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(第6話)

第五章 6話 第五章 6話

父と同じ道を選ぶ嘉一郎 千秋は彼の決意に胸が詰まる

父と同じ道を選ぶ嘉一郎
千秋は彼の決意に胸が詰まる

大野千秋の回想は、吉村貫一郎の息子・嘉一郎が南部を出奔し、ついに戊辰戦争最後の戦場となる蝦夷地へ渡ろうとする場面に切り替わる。どうしても兄を引き留めたい妹のみつを連れ、雪降る夕暮れに閉門中の大野家を密かに訪れた嘉一郎は、みつを一時、屋敷に止め置いて欲しいと懇願するのだ。悩みに悩んだ末、千秋は嘉一郎の堅い決意を察し、みつにも兄を行かせるよう諭すのだ。が、そこでみつが何気なく尋ねた一言に、千秋は胸を刃で刺される思いがして、返答に詰まるのだった…。

(第5話)

第五章 5話 第五章 5話

江戸詰で頭角を現した貫一郎が、脱藩へ至る道標

江戸詰で頭角を現した
貫一郎が、脱藩へ至る道標

千秋の父・大野次郎右衛門と吉村貫一郎との、身分の違いを越えた縁の追憶は続いた。江戸詰をを命じられた次郎右衛門に従った吉村貫一郎の知られざる過去が次々と語られる。藩に推挙され北辰一刀流・玄武館で剣の道を極め、さらに学問所で文武両道に邁進した貫一郎。国元へ戻って藩校の助教と道場の師範代まで勤め上げた彼が、なぜ思い余って脱藩したのか、次郎右衛門はなぜ、そんな貫一郎の行動を「黙認」するが如く振る舞ったのか。その背後にある二人の繋がりが、徐々に明かされていくのだった。

(第1話)

第五章 1話 第五章 1話

幼い娘・みつの面影が貫一郎に問いかける

幼い娘・みつの面影が
貫一郎に問いかける

南部藩大坂藩邸で覚悟を決め、切腹せんと刀を手にした吉村貫一郎の脳裏に、突然浮かんだのは、幼い娘・みつの面影だった。立派に切腹を遂げろと皆が励ましてくれる中、みつだけは涙を流しつつ死ぬな! と彼に叫んでいる…。やがて彼の追憶は、郷里に残した家族から南部盛岡の古刹・報恩寺の羅漢堂へと変わる。瀕死の思いで南部へ辿りついた貫一郎に、羅漢像たちは問うのだ。血だらけのお前は、何をして来たのか、と…。

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