第五章

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(第8話)

第五章 8話 第五章 8話

嘉一郎の妹みつを妻に迎える…千秋は決意を彼らの母に告げる

嘉一郎の妹みつを妻に迎える…
千秋は決意を彼らの母に告げる

蝦夷へ渡る嘉一郎を見送った翌朝、大野千秋は賊将の咎で幽閉されている父・大野次郎右衛門のもとを訪ねる。千秋が切り出したのは、嘉一郎から託された彼の妹・みつの件だった…が、父は大野家当主となった千秋に意見一つ言わなかった。千秋には、胸に秘めていた決意があった。それは嘉一郎の妹みつを自分の妻に迎えること…千秋はその足でふたりの母・しづの住まう雫石へ向かい、単刀直入に自らの思いを伝える。思わぬ突然の申し出に、はじめは言葉を濁すしづだったが、千秋の決意は堅かった。

(第7話)

第五章 7話 第五章 7話

嘉一郎との別れの瞬間、ついに堰を切る千秋の思い

嘉一郎との別れの瞬間、
ついに堰を切る千秋の思い

妹のみつを大野千秋に託し、蝦夷にわたって最後の戦いの決意を固めた吉村嘉一郎。千秋は雪降る中、嘉一郎を長坂の峠まで送ることにした。千秋は道中、なぜ自分は嘉一郎と運命を共にせぬのか、まるで他人事のようにかけがいのない友を死地に送ろうとするのか…と自問自答する。そして別れの時、滲みだす石清水で千秋は嘉一郎と水盃を交わすのだ。だが、いざ嘉一郎の手から水を受け取ろうとしたとき、思わず千秋はその手を払いのけ、彼を抱きしめて叫ぶのだった。なにゆえお前ばかりが死ぬのだ!と…。

(第1話)

第五章 1話 第五章 1話

幼い娘・みつの面影が貫一郎に問いかける

幼い娘・みつの面影が
貫一郎に問いかける

南部藩大坂藩邸で覚悟を決め、切腹せんと刀を手にした吉村貫一郎の脳裏に、突然浮かんだのは、幼い娘・みつの面影だった。立派に切腹を遂げろと皆が励ましてくれる中、みつだけは涙を流しつつ死ぬな! と彼に叫んでいる…。やがて彼の追憶は、郷里に残した家族から南部盛岡の古刹・報恩寺の羅漢堂へと変わる。瀕死の思いで南部へ辿りついた貫一郎に、羅漢像たちは問うのだ。血だらけのお前は、何をして来たのか、と…。

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