第三章

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(第10話)

第三章 10話 第三章 10話

突きは「死太刀」だ…吉村は剣技の奥底を垣間見せる

突きは「死太刀」だ…
吉村は剣技の奥底を垣間見せる

吉村貫一郎の突きは一撃で服部武雄を貫き、池田七三郎はそこに何か…得体のしれない「鬼」の姿を見た。かつて近藤勇の愛弟子で試衛館時代の盟友でもあった藤堂平助も若い隊士たちの手によって斃され、ここに御陵衛士たちは壊滅する。悪夢のような同士討ちの夜が明けた。後日、池田七三郎は吉村から伝えられる。池田の命をも救った鎖帷子の効用を御陵衛士・服部武雄に教えたのは、他ならぬ吉村貫一郎自身だったのだ。続けて吉村は、あの場で服部を斃すには「突き」以外なかった理由を告げた。なぜなら…吉村は呟いた、突きは「死太刀」だからだ、と。

(第9話)

第三章 9話 第三章 9話

入り乱れる剣と剣、乱戦の中「けじめ」同士の激突が続く

入り乱れる剣と剣、乱戦の中
「けじめ」同士の激突が続く

…かくして、七条油小路の惨劇は第二幕に突入する。小路に横たわる伊東甲子太郎の遺体を発見した御陵衛士たちが駆け寄る。が、伊東を駕籠に収容した直後、四方から新選組隊士たちが取り囲む。大乱戦の火ぶたが切って落とされた! 剣と剣が入り乱れての斬り合い。その渦中で池田七三郎は毛内有之助の姿を必死で探す。何としても、彼は自らの手で「けじめ」を付けねばならぬのだ。乱戦の中、取り残され囲まれた三人の御陵衛士。その中で、吉村貫一郎もまたもう一つの「けじめ」のために、剣を真正面に構えてある男に対峙していた。そして…勝負は一瞬にして決した…。

(第1話)

第三章 1話 第三章 1話

「壬生浪」の汚名を背負いつつ 生きた男が、最期に問う「士道」

「壬生浪」の汚名を背負いつつ
生きた男が、最期に問う「士道」

新選組隊士として戊辰戦争の死線を潜り抜け、そして敗北し…駆け込んだ南部藩大坂蔵屋敷で、かつて竹馬の友であった差配役の大野次郎右衛門から冷酷にも切腹を申しつけられた吉村貫一郎。つかの間に見た故郷・南部の夢から醒めた彼は、いまだ命が残っているのを改めて知る。そして走馬灯の如く浮かんでは消える追憶の中、これまで己に求められ、自ら選択した「士道」とは何だったのかと自分自身に、そして自分に「死」を命じた竹馬の友に心中で問いかけるのだった。

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