第三章

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(第2話)

第三章 2話 第三章 2話

新選組で腕試を…志に燃える 青年に浴びせられた反対の声

新選組で腕試を…志に燃える
青年に浴びせられた反対の声

大正三年、閑静な隠居場で記者は一人の老人・稗田利八に話を聞いていた。この穏やかな好々爺はかつて「池田七三郎」と名乗り、新選組最後の戦まで体験し、生き残った元隊士であった。庄屋の倅として生を受け、苗字帯刀を許される身分だった彼は、青雲の志を抱いて江戸の町道場へ。腕を磨き、さる直参に召し抱えられ、晴れて本物の武士となった彼は、さらなる高みを目指して慶応三年、新選組の隊員募集に参じる。だが、その決意に返ってきたのは、主人や道場主からの反対と嘲りを込めた哄笑だけであった…。

(第1話)

第三章 1話 第三章 1話

「壬生浪」の汚名を背負いつつ 生きた男が、最期に問う「士道」

「壬生浪」の汚名を背負いつつ
生きた男が、最期に問う「士道」

新選組隊士として戊辰戦争の死線を潜り抜け、そして敗北し…駆け込んだ南部藩大坂蔵屋敷で、かつて竹馬の友であった差配役の大野次郎右衛門から冷酷にも切腹を申しつけられた吉村貫一郎。つかの間に見た故郷・南部の夢から醒めた彼は、いまだ命が残っているのを改めて知る。そして走馬灯の如く浮かんでは消える追憶の中、これまで己に求められ、自ら選択した「士道」とは何だったのかと自分自身に、そして自分に「死」を命じた竹馬の友に心中で問いかけるのだった。

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