壬生用語辞典

第15回
(単行本第2巻)P177〜P203

奥州街道
奥州街道
(おうしゅうかいどう)

江戸時代の五街道の一つで、江戸日本橋を起点に、幕府直轄下の奥州白河関(現在の福島県白河市)まで、27の宿場がありました。
江戸時代は物流が東北から蝦夷地(北海道)まで盛んになり、この白河関を中継地点にして、さらに白河以北の蝦夷(箱館宿)まで、合計114の宿場が置かれていました。ちなみの盛岡城下の盛岡宿は97番宿場になります。

→初出 第2巻p195

雫石の在所
雫石の在所
(しずくいしのざいしょ)

雫石は盛岡から西、現在の岩手県岩手郡にある町です。さらにその西は秋田県仙北市に接しています。
ここは本編では吉村貫一郎の妻しづ が、貫一郎の脱藩に際して親族を頼り、盛岡から疎開していたところでもあります。
ちなみに「在所」は「国元」「郷里」といった意味です。

→初出 第2巻p196

戻る TOP